ファイナルファンタジーシリーズの最高傑作はなんですか?個人的にはファイナルファンタジータクティクスですね。
あれ、最高です。さすがにもう飽きましたが、、最高傑作です。
何がいいかというと、シナリオの内容です。バトルシステムも結構好きなほうです。
支配者階級の圧制に苦しむ民を解放するために立ち上がった骸旅団。そしてラムザは今まで漠然と悪だと思っていたアナーキストに対して、反対の感情を抱くようになる。それは貴族主権が民衆を苦しめている現実であって、親友ディリータの妹が、兄ザルバックの指示によって殺されてしまう。
そして傭兵となって世界中の出来事を自分の眼で見る旅に出る。
そのたびの途中、異国に伝わる聖石、ゾディアックストーンの存在を知り、奇妙な出来事に足を踏み入れることとなる。
よくありませんでしたか?ゲルもニーク聖典なんかもいいですね。教会の不正が記されている幻の書物の存在。
最高でした。
ところで何が1番でしょうか?
質問者さん、よほどFFTが好きなんですね~。
そんな書き方されたら「FFで一番はFFT」としか答えられないじゃないですか。
まあ、私もFFTは大好きですが、「ファイナルファンタジーシリーズの最高傑作は何ですか?」という質問に対して、FFTを挙げるというのは、ちょっと反則な気がします。
なぜなら、FFTというソフトができた経緯や製作者が、ふつうのファイナルファンタジーと違うからです。
SFCの時代、クエストという小さな会社から出たシミュレーションゲーム「タクティクスオウガ」という作品が、コアなRPGファンの間で話題になりました。
普通のシミュレーションゲームに、前後左右、高低差、時間の概念を加えた、斬新なバトルシステムの完成度の高さ。
3つの民族が対立し、貧富間の差別により多くの民衆が苦しんでいるヴァレリア島を舞台に、少数民族ウォルスタ人の青年デニムが、虐げられる自分の民族が平和に暮らせる世の中を目指して戦っていくという、政治色の濃いシリアスなストーリー。
英雄と祭り上げられたり、大義のために人道に外れた行いを強要されたり、かつての友が敵対する立場となったり…
しかも多くの選択肢がつきつけられ、プレイヤーの選択によってそのストーリーは幾種にも分岐します。
この作品にほれこんで、クエスト社を辞めることを考えていた製作スタッフを時のスクウェアに誘ったのが、ファイナルファンタジーシリーズの生みの親である坂口博信氏と言われています。
そして、スクウェアに移籍したオウガチームが製作した新作ゲームが、「タクティクスオウガ」のシステムに、ファイナルファンタジーのジョブを組み合わせた「ファイナルファンタジータクティクス」だったのです。
いわば、FFTというゲームは、ファイナルファンタジーの派生作品というよりは、ファイナルファンタジー風のタクティクスオウガと言ったほうが近いと思います。
つまり、タクティクスオウガとFFTは、同じ製作者から生まれた兄弟のようなものです。
それに比べれば、ファイナルファンタジーとFFTというのは、製作者が違うし、作風もシナリオの感じも違うものですよね。
タクティクスオウガやFFTを生んだクリエイター・松野泰己氏は、その後、ベイグラントストーリー・FFTA・FF12・リメイク版タクティクスオウガ運命の輪などを手掛けます。FF12が、それまでのFFのような恋愛色が影を潜め、政治色の強いストーリーになっているのはそのためです。
しかし、FF12の製作中に体調不良を理由にスクウェアを退社し、今はレベルファイブに移っています。
FF12の最強のモブに、その名残は残ってますけどね。YASUMI MATSUNO→YAS MAT→ヤズマット
というわけで、FFTはタクティクスオウガと並び称されるすばらしい傑作であって、無理にFFシリーズと並べて評価する必要はないと思います。
好きなプロ野球チームはと聞かれて、マンチェスター・ユナイテッドと答えるようなものです。
好きなFFシリーズと聞かれたら、やっぱり数字だけついているやつから選びましょうよ。
私は5と7と10と12インターかな。一番は決められないですね。
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